看護師一年目の奮闘③

看護師一年目の奮闘③

地下の霊安室であることを確認してから…

(前回の続き)

霊安室は2つあり、それぞれに、解剖待ちのご遺体を安置する為の棺型の冷蔵庫が設置されてる。
その棺に、解剖待ちのご遺体が安置されていないかを確認してから、ストレッチャーを持ち出さなくてはならない。
安置されていれば、その霊安室は使用中という事で、もう一つの霊安室へ確認に行かなければならない。

確認方法は、もちろん目視で確認だ。
棺のお顔部分が透明ガラスになっており、上から覗き込むのだ。
怖がりの私は、もし目が開いてて、目が合ってしまったら…なんて、有り得ないことを考えてしまい、足が震えた。
なかなか覗き込む事が出来ない…
霊安室に居る事自体が怖くて、早く出たいのに、なんという恐怖なのだろうか。

何故、もっと簡単に分かるようにしてくれてないのか…
何故、各病棟にご遺体護送用のストレッチャーを置かないのか…
なんて非効率なんだろう。一年目の私ごとぎきが、意見なんて出来るはずもなく…

次回へ続く。

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